ハーモニーご利用者のエピソード

Gさんは、自宅で奥様と二人暮らしをされていました。
定年退職後は写真を趣味にしながら、セカンドライフを愉しまれていました。
突然ある日、脳出血を発症、救急搬送され緊急手術を受けることに…。
一命は取り留めたものの、認知症状が激しく出たため療養型医療施設へ転院されることになりました。要介護4の認定を受け、「このまま寝たきりの生活になるのか」と、ご家族も半ば諦めていらっしゃいました。
しかし療養型へ移った後、認知症状は徐々に改善し、Gさんご本人も自宅へ帰りたいとの思いを強く持たれるようになりました。

リハビリの意欲も高く、みるみる身体機能が回復。
この様子を見たご家族は「もう一度自宅で暮らせるのでは…?」と期待を抱きますが、どこに相談していいのか分からず、迷いながらも居宅介護支援事業所へと相談されました。 そこで、介護老人保健施設を利用して在宅復帰を試みる案を提案されます。申し込み後すぐに理学療法士と相談員で面談を行いました。
理学療法士の評価によって、まだ年齢的にも若いので回復の見込みがあるとの判断があったため、入所に踏み切りました。

入所後、当初の予想通り状態は回復しました。
車椅子→歩行器→杖歩行と、どんどんできることが増え、生活上の介助がほとんど必要ない状態になったため、Gさんは自宅に戻ることができました。
帰宅後は居宅介護支援事業所のケアマネジャーのプランのもと、通所リハビリテーションや短期入所、福祉用具の貸与、住宅改修など様々なサービスを活用しながら、以前と同じような、趣味も楽しめる在宅生活を継続することができています。冬場や夏場の寒暖の厳しい季節には体調を壊さないよう、避寒・避暑利用の介護老人保健施設の長期入所(ミドルステイ)をご利用され、ご自分の体調やペースに合ったサポートを受けられています。

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